コラム

アクアフィリング除去の新しい方法

 

 

 

【論文紹介】

Nomoto, Shunichi MD, PhD; Ogawa, Rei MD, PhD, FACS
Removal of Aquafilling Using Body-jet: A Waterjet-assisted Lipsuction Device, Plastic and Reconstructive Surgery - Global Open: June 2021 - Volume 9 - Issue 6 - p e3451

 

アクアフィリングに関して私が執筆した新しい論文が掲載されましたのでご紹介します。
今回は治療法に関するものです。

 

アクアフィリングに関しては、よろしければ前回のコラムも併せてご覧下さい。
アクアフィリング豊胸術は何が問題なのか


何年か前に大学病院の高額医療機器予算を形成外科に割り当てて頂いた際に、Bodyjet®という当時最新の脂肪吸引機器を購入しました。しかしあまり活用する機会が少なく、何かに流用できないかと思案していました。


この機械には麻酔液をジェット噴射で皮下に撒く機能がついています。
アクアフィリング除去手術の時にこの機能を使って水圧かけて洗ってみたらどうかなと考えました。
やってみたら実際ちょっと楽でした。


アクアフィリング除去やったことある先生はご存知かと思うんですけど、
だいたい果物の房みたいな索状構造ができてて、房の壁にこびりついてるやつ取るの大変じゃないですか?とてもカニューレ突っ込んで生食洗浄なんかで簡単に取れるものでは無いでしょう?

 

でもこのアイデア、悪くは無いんですけど、結局使っても使わなくても効果が変わらないです。
要はコイン洗車場のアレと同じですよ。ホイールの粗汚れとか落とすのに楽でしょ、手も汚れないし。でも細かいところは結局落ちないじゃないですか。

 

細かい最後の仕上げのところをatraumatic(血管神経など人体組織を傷つけず)に効率的に掃除できることを期待したんですが、どうもそうではない。ただ大まかな汚れに関してはちょっと手を抜ける。
ちゃんと汚れを落とすんなら結局同じで、機械のセッティングを含めると手術時間が短縮するわけでもないし。
だから正直言うと割と早めに全く使わなくなりました。

論文を投稿した後も、患者様のために日々改善しているのです。

 

ユニークな機器だと思いますので、もし所有している方は気が向いたら試してみてください。ただし正しい方法でお願いします。不慣れな医師が小さな穴からむやみに突っ込んでジェット水圧かけたら、逆に悪化させるのは間違いないでしょう。
メーカーに対しても何の利益相反も無いのではっきり言っちゃいますが、この論文を読んで頂いた医療関係者の方がこの用途でボディジェットを新規購入するのは個人的にお勧めはしません。
欲しい機能は麻酔液のジェット噴射の部分だけなので、もっと安いデバイスがあればそれで良いんです。コストの問題は論文中でも触れましたが、消耗品(吸引+ジェットの一体型チューブが毎回ディスポでなおかつ高い!)含めコスパ悪いかなと正直思いました。

アクアフィリングの除去方法については常に良い方法に、自分なりに進化を続けています。
局所麻酔+小切開でかなり取れるようになりましたので、遠方の患者様も日帰りで治療可能です。
まずは気軽にカウンセリングにお越しください。

 

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野本俊一(@Shunichi_Nomoto)

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