下眼瞼の手術

目の下のたるみ・クマ取り手術

 

目の下のクマや目袋と呼ばれるふくらみは、不健康で疲れた印象を他人に与えることがあります。その他にも、目袋の下の半円状の深い溝、頬脂肪の下垂、ゴルゴ線など様々な老化のサインが存在します。ミッドフェイスと呼ばれるこのエリアは、治療がとても難しいと言われる場所です。

当院で行っているハムラ法をベースとした目の下手術では、脂肪や膜、靭帯の処理や皮膚切除などを行うことで根治的な改善が期待できます。メーラーリフトや骨膜リフトなどのミッドフェイスリフトを組み合わせることも可能です。

脱脂、裏ハムラ、ハムラの3つの手術を具体的にご紹介していきましょう。

 

当院の目の下手術はこんな方におすすめです

  • 目袋のふくらみが若い時から目立ち、気になる
  • 目袋の下に深い溝があり、やつれて見える
  • 思い切って根本的な治療で、この先何十年も綺麗でいたい
  • 注入治療から卒業したい
  • 目の下の手術は怖いから経験豊富なクリニックで傷跡もダウンタイムも最小限にしたい。
  • 他院フィラー注入治療で失敗されたシコリを除去した上で、綺麗にたるみも取りたい
  • 頬のリフトアップ(ミッドフェイスリフト)も組み合わせて一度に済ませたい
  • ヒアルロン酸の不自然な涙袋でなく、自然な涙袋がほしい
  • お手軽な”脱脂+脂肪注入”でシコリになるのは嫌
  • ただの脱脂で脂肪を取られすぎて将来窪み目になるのは嫌
  • 他院で失敗された脱脂、裏ハムラ、ハムラの修正をしたい

★経結膜脱脂術

最もお手軽な方法です。巷では”クマ取り手術”などと呼ばれているようですが、正確にはクマは取れません。
眼窩隔膜やLockwood靭帯の弛緩により、目の周りのクッションである眼窩脂肪組織が飛び出し、目袋として目立ってきます。
この目袋のボリュームを減らす手術になります。
下まぶたをひっくり返し、粘膜を切開して隔膜に窓を開けて、飛び出た分の眼窩脂肪を摘出します。
眼窩脂肪は2つもしくは3つの区画に分かれており、バランス良く摘出していきます。

術後は膨らんだ風船がしぼむ理屈で、小じわが増えます。
基本的に脂肪は取りっぱなし、膜の穴は開けっ放しの手術で補強操作はありませんから、いずれまた膨らんできます。
将来的に上まぶたが窪んでしまう可能性があります。目のまわりをぐるっと取り囲んでいる脂肪ですから、下まぶたで飛び出している分は上まぶたで凹んでいるわけです。
安易なクマ取り手術には慎重になるべきです。
靭帯によるハの字の深い溝(Tear trough)に対する治療効果はありません。眼窩脂肪の取りすぎではむしろこの溝が際立ち、逆にやつれた印象になる可能性があり、実際にそのような後遺症相談が増えています。
リスクばかり述べているようですが、適応を選べばダウンタイムも少なく大変優れた手法です。しかし決して万能では無いということをご理解いただきたいと思います。

また脂肪注入との組み合わせは数ある選択肢の一つに過ぎません。必ずしも必要はありませんし、適応が無い場合も多いです。
そもそもが脱脂と同じタイミングでやらなくてはいけない理由がありませんので、経過をみて必要なら注入だけ丁寧に行えば良い。
”脱脂+脂肪注入セット”によるシコリの救済手術も当院では多く行っております。

いずれにせよ、私の脱脂に対する適応はかなり厳しめです。
難易度が低く単純な手術ですが何でもかんでも脱脂という風潮を危惧しています。

 

 

TOMLINSON, FRED B., and LESLIE M. HOVEY. "Transconjunctival Lower Lid Blepharoplasty for Removal of Fat." Plastic and Reconstructive Surgery 56.3 (1975): 314-18. 
より画像引用。

昔からある手術です。

1結膜切開

下まぶたをひっくり返して瞼板下の粘膜を1.5cm程度切開します。

2眼窩脂肪切除

下眼瞼牽引筋腱膜(LER)を切開し、眼窩隔膜前面まで丁寧に剥離をすすめ、眼窩隔膜の小切開を行います。内側・中央・外側の3区画からあふれ出してきた脂肪をバランス良く切除して行きます。バイポーラーを使用して入念に止血を行い、術後の血腫を予防します。

3閉創

止血を確認後、眼球側に縫い目が露出しない方法で吸収糸を使用して縫合します。

治療の特徴 

項目 説明
施術時間 約30分
麻酔 局所麻酔(+笑気麻酔、静脈麻酔)
ダウンタイム 数日〜1週間程度のマスクで隠れる程度の軽い腫れ
副作用(リスク) 軽い腫れ・内出血・左右差などの可能性
その他 ・コンタクトレンズは1週間後から
・洗顔、化粧は当日からOK

 

★★裏ハムラ

通称:裏ハムラになります。 皮膚の余りが少なく、目の下の溝がしっかり目立つ方におすすめの手法です。
通称と申し上げたのは、当院のこだわりが詰まった手法になるからです。
海外で”拡大経結膜下瞼形成術”などと報告されている手法がベースになります。
他院の裏ハムラ法とは名前が同じでも少し違うのかもしれません。

まぶたの裏側の粘膜切開から、眼窩脂肪の再配置を行います。
フィラー注入や単純な脱脂では限界がきてしまう最大の理由が、眼窩を取り囲む靭帯になります。
皮膚と骨を直接つないでいる強固な線維性の組織で、いわば壁のようにストッパーの役割を果たしているため、皮膚の弛緩や眼窩脂肪の飛び出しと相まって深い溝を形成します。
外科的にしっかりと靭帯リリースと脂肪・隔膜の再配置・固定を行っています。
見えない場所だからこそ、手を抜かずに誠実に内部処理すべきだと思っています。
眼窩脂肪を捨ててごまかすようなことはせず、全ての健常組織を再利用しています。

眼輪筋の血流が開放されることで、鬱血によるクマの改善も期待できます。
経結膜下脱脂法のアプローチにもうひと手間追加することで、素晴らしい効果が得られます。
何よりも貴重な脂肪組織を捨てずに再配置することで健康的な頬のふくらみ、目の下の溝を改善することが可能です。
簡単なメーラーリフトを組み合わせることも可能です。

【術前/術後1週間】

 

【術前/術後1ヶ月】

 

【術前/術直後】
鼻の脇のホクロの位置にご注目ください。
眼窩脂肪を全く捨てることなく、全て移動と再配置をすることで頬の健康的な膨らみを作れています。
生着率の不安定な脂肪注入は必要ありません。

 

 

1結膜切開

下まぶたをひっくり返して瞼板下の粘膜を2cm程度切開します。

2靭帯処理

眼輪筋と眼窩隔膜の間を眼窩下縁まで丁寧に剥離を進め、深い溝の原因となる靭帯(Tear trough ligament, Orbital retaining ligament)の処理を行います。当院の手法では、裏ハムラの限界に挑んで内側の気になる溝までかなりしっかり目に処理を行いますので3日ほど腫れますが、完成したときの仕上がりが違います。

3眼窩脂肪の再配置

眼窩隔膜を下縁付近で切開・開放し、眼窩脂肪をバランス良く眼窩下縁骨膜に敷き詰めて縫合します。余剰の眼窩脂肪も極力切除せず、しっかりと縫い付けに利用します。ここも他院と違うこだわりのポイントになります。左右のバランスを整えて頬のふくらみなども調整していきます。

4閉創

止血を確認後、眼球側に縫い目が露出しない方法で吸収糸を使用して縫合します。

治療の特徴 

項目 説明
施術時間 約50分
麻酔 局所麻酔(+笑気麻酔、静脈麻酔)
ダウンタイム 3日間の強めの腫れと約1週間のマスクで隠れる程度の軽い腫れ
副作用(リスク) 術後の軽い腫れ・軽い内出血・左右差などの可能性
その他

・コンタクトレンズは1週間後から
・洗顔、化粧は当日からOK

 

★★★表ハムラ

皮膚切開によるハムラ法をベースとした、通称:表ハムラです。 
皮膚のたるみ取り、目袋の改善、溝の改善、すべてを行います。
靭帯リリース、隔膜リセット、脂肪再配置、その他諸々の手法に当院の強いこだわりが詰まった、経皮的下眼瞼形成術になります。


まつげを残して生え際ギリギリを切りますので傷跡は目立ちません。
目袋の膨らみに加えて、加齢による皮膚弛緩を伴う方に適応があります。30代くらいの患者様でも数mm幅の皮膚切除で小じわが伸びてすっきりする場合が多いです。他院症例で睫毛から離れた切開線が目立つケースがありますが、これでは意味がありません。当院では正しい切開デザインに加えて縫合技術と長年の経験によりかなり傷跡が目立ちにくい工夫をしています。
”全切開”を行うことのメリットは余剰皮膚切除ができることの他に、裏ハムラとは比べ物にならない圧倒的術野の広さを得られることにあります。様々な下処理、基礎工事を行うことができます。目頭から目尻まで、ほぼ全周にわたる靭帯や筋肉、骨膜処理をしっかり行うことが可能です。脂肪再配置や眼窩隔膜の補強、リフトアップの組み合わせなども適応に応じて追加調整処置のバリエーションが増えます。
このハムラ法、熟練した術者が適切な手術を行えば素晴らしい結果が得られます。しかし術者によって仕上がりやダウンタイムなど名前が同じハムラでも仕上がりが全く違う手術では無いかというくらい医師の技量が反映される手術です。決してお手軽な手術ではありませんので執刀医選びは慎重に行ってください。
当院では、豊富な執刀数に加えて脂肪再配置以外にも靭帯処理方法(希望に応じてゴルゴ線の剥離操作)や各種リフトの組み合わせ、外反(アカンベー)にならない処置など、細かいこだわりが詰まった独自の様々な工夫を行っております。当院一番人気のおすすめ施術になります。

※院長コラム:ハムラ法の術後経過を7日間連続で追ってみました

 

 



Hamra ST. Prevention and Correction of the``Face-lifted''Appearance. Facial plastic surgery. 2000;16(03):215-30. より画像引用

左図のように脂肪は捨てません。右図のように頬の凹みに広げて縫い付けます。
せっかくのボリューム、健康な組織、捨てるのもったいない。
”山を崩して谷を埋める”手術になります。

 


Hamra, Sam T. "The Role of the Septal Reset in Creating a Youthful Eyelid-Cheek Complex in Facial Rejuvenation." Plastic and Reconstructive Surgery 113.7 (2004): 2124-41. より画像引用
脂肪だけでなく、眼窩隔膜も広げて修復します。平らに”リセット”しましょう。

Hamra, Sam T. "The Role of the Septal Reset in Creating a Youthful Eyelid-Cheek Complex in Facial Rejuvenation." Plastic and Reconstructive Surgery 113.7 (2004): 2124-41. より画像引用
目の下の深い溝を開放し、”眼窩脂肪の再配置”で若々しく健康的な頬のカーブを作成しましょう。
脂肪を注入する必要はありません。

【術前/術後3ヶ月】
表ハムラのメリットの一つはしっかりと余剰皮膚切除ができることです。
‘’皮膚の余り‘’に関しては、やっぱり外科的な切除が抜群に効きます。
目袋の半円の大きな溝だけでなく、目の下の深い折りジワがしっかりと伸ばされて、ほぼ消失しているのがお分かりいただけるかと思います。
この方は笑った時に涙袋がくっきり出るタイプで、術後もしっかり涙袋は残っております。

 

1皮膚切開

睫毛の下ギリギリと、目尻のしわのライン数mmを切開します。
瞼板前眼輪筋をしっかり温存し、眼輪筋の下に入り剥離を進めます。
当院では、涙袋を残すため眼輪筋は完全に温存します。

2靭帯処理

眼輪筋と眼窩隔膜の間を、眼窩下縁まで丁寧に剥離を進めます。
眼輪筋起始部から眼窩周囲の靭帯(Tear trough ligament, Orbital retaining ligament)まで処理を行います。
必要に応じてSOOFも除去し、脂肪再配置のための下地を作成します。
この工程にかなりこだわってしっかり処理しますので術後3日間強めに腫れますが、完成時の仕上がりのクオリティが違ってきます。

3脂肪再配置

眼窩隔膜(Orbital septum)を下縁付近で切開・開放し、あふれ出てくる眼窩脂肪をバランス良く眼窩下縁骨膜に敷き詰めて縫合します。”山を崩して谷を埋める”操作です。ミッドフェイスの形状・ボリュームを意識して綺麗に整えます。余剰脂肪は切除せず、極力温存します。隔膜も再縫合して補強を行います。簡単なSOOFリフトを組み合わせることもあります。

4その他、必要に応じて

必要やご希望に応じて涙袋形成・横方向の弛緩が強い方の眼輪筋弁による吊り上げ縫合・頬脂肪の引き上げ・骨膜リフトなどの処置を行います。「吊り目になるのは嫌」「ここのボリュームを重点的に欲しい」など術前カウンセリングでの細かいご要望を反映していく追加調整の段階になります。

5閉創

丁寧に細かく縫合していきます。術直後からの仕上がりの綺麗さで定評があります。

治療の特徴 

項目 説明
施術時間 約90分
麻酔

局所麻酔(+笑気麻酔、静脈麻酔)

ダウンタイム

術後より3日間、まぶた周りに強めの浮腫(むくみ)と軽い内出血
1週間後の抜糸の頃にはかなり改善してマスクやコンシーラーで隠れる程度の軽い腫れと内出血跡
数週間の軽いむくみ

副作用(リスク) 術後の腫れ・内出血・左右差などの可能性
その他

・縫合部以外のお化粧は翌日からOK
・洗顔は翌日からOK

 

同時に行うことが多い施術

  • 涙袋形成術
  • メーラーリフト(頬脂肪体に数本吊り糸をかけて引っ張ります)
  • 骨膜リフト(骨膜下を剥がし、頬軟部組織を土台からリフトアップします)
  • 注入異物除去手術
  • 埋没法・目頭切開などの軽い上眼瞼手術

★★★★下眼瞼フルコース(ミッドフェイスリフト)

経皮的下瞼形成術+メーラーリフト+骨膜リフトの組み合わせです。

よくあるご質問

ハムラって術後何ヶ月も腫れますよね?画像検索すると怖い画像がたくさん出てきて。。。

術後6〜8時間経過する頃からリンパ液などの水分が傷を修復するために目の周りに集まってきます。ここから強い浮腫が約3日間続きます。その後急速に水気が引いていき、1週間後の抜糸の時点ではほんのり腫れている程度まで回復します。内出血は吸収が始まり茶色から黄色に変わっていきます。化粧やマスクで隠れます。数ヶ月腫れが引かないというのはちょっと考えにくいですね。しっかり丁寧に手術を行えば、そんなことはないと思いますよ。術者の腕で術後経過は結構違うと思います。

ハムラはアカンベーになるのが怖くて躊躇してしまいます。

他院修正症例で見られますが、皮膚の取られすぎや内部固定で下に引っ張りすぎなどの術中のさじ加減かと思います。経験値が必要な部分です。当院でハムラを受けてくださった方ではアカンベーは一人もいません。(※目の下の異物除去手術を組み合わせた場合は、術後拘縮により一過性の外反が起こることがあります。これはハムラによるものではありません。)

表ハムラでは涙袋は残りますか?

残る方が多いですとお答えしています。涙袋は本来、眼輪筋の収縮で表情によってできるものです。当院の術式では瞼板前眼輪筋を完全に温存するだけでなく、たるみ取りの操作でも皮膚のみ除去して眼輪筋は全て温存しています。術後しばらくして浮腫が取れてくると復活してきます。小さくなったり形が変わることはありえます。涙袋形成術も追加可能ですからご検討ください。

ハムラ、裏ハムラでの脂肪の定着率はどのくらいでしょうか。

これもよくあるご質問ですが、脂肪注入のような一度体から切り離した”移植”でなく、血流を分断していない”移動”なのです。ほぼ全て定着すると思っていただいて構いません。脂肪注入と違って、脂肪が壊死してシコリになることもありません。

ハムラと裏ハムラ、どっちを受ければ良いか悩んでいます。

皮膚のたるみ次第かと思います。アカンべにならない程度に目の下の皮膚を指でつまめるくらい余っていて、もしそれも取りたければハムラにしましょう。その他にもふくらみの程度、皮膚の小じわ、仕事や生活のバックグラウンド、ダウンタイムをどれだけ取れるか、様々な要素があると思います。カウンセリングで一緒に決めましょう。表裏どちらでも問題なく対応しますのでご安心ください。

上のまぶたが窪み目です。脱脂で眼窩脂肪を捨ててしまうのは不安です。

すでに窪み目の方は脱脂はおすすめしません。将来さらにやつれる可能性があります。 ハムラか裏ハムラ、または眼窩隔膜の補強手術で眼窩脂肪を元に戻してあげるのがむしろ良いと思います。しわの原因となっている靭帯の処理は別で必要ですから、ハムラに組み合わせるのがおすすめです。

注入異物除去とハムラを一緒にできますか?

おすすめしています。人気の組み合わせです。

手術の効果はどのくらい続きますか?

ハムラ、裏ハムラに関しては”基礎工事”のような手術ですから、基本的にはずっと綺麗だと思って下さい。当然手術したその日から老化は進み皮膚も改めてたるんでいきますが、”補強”をした分、同世代の方よりも明らかに老化のスピードは遅いはずです。経結膜下脱脂法に関しては開けっ放し、脂肪取りっぱなしですからいずれまた脂肪は出てきます。

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