コラム

ヒアルロニダーゼがいまいち効かないときありますね

「◯◯クリニックでヒアルロン酸注射を受けたけど気に入らなくて、何度ヒアルロニダーゼで溶かしてもらっても何だか残っている気がするんです。実はヒアルじゃなくて非吸収性の別素材を注射されたんでしょうか?」

・・・という患者様、実は一人や二人じゃありません。大学にいるときから本当にたくさんお会いしてきました。

 

どんな悪徳クリニックでも、そんな面倒なことしないんじゃないかなあ?😅
水に薄めるとか安いヒアルに詰め替えるところがあるらしいって噂はたまに聞きますけどね。
そこは普通にヒアルロン酸フィラーじゃないでしょうか、という前提でお話しますが
じゃあなぜこんなことが起こるのか。


大前提としてご理解いただきたいのですが、
ヒアルロニダーゼは、美容目的のヒアルロン酸フィラーをリセットすることを目的に開発された製剤ではありません。(詳しくはこちら コラム:ヒアルロニダーゼの適切な使用法
溶け切らない、ブヨブヨ残るなどは案外見られる症状です。線維化する、慢性肉芽腫、その他未知の反応などの可能性もあります。ヒアルロン酸製剤に含まれる架橋成分、防腐剤、麻酔剤などに対する反応かもしれませんが詳細な機序は不明です。
そもそもが100%の溶解効果を約束された治療じゃないんです。

 

ヒアルロニダーゼは、未承認品適応外使用になります。

強いアレルギーの報告もあります。
自分のヒアルロン酸も溶かします(すぐに戻りますが)。
だから、失明するかも、皮膚が死ぬかもって場合に仕方なく使用するべきなんです。


他院で何回打ってもダメならヒアルロニダーゼを追加注入しても改善する確約はできません。
「野本先生なら効くかもしれないから」って言ってくれるのは大変ありがたいんですけど(・_・;)
こんなもの誰が打っても同じですよ。
たまたま当たりどころの問題で、自分が打った時に溶ける可能性はあるかもしれないけど
もし上手くいってもそれは薬のおかげですね。
(6/16追記:このコラムを読んだ患者様より、同じ薬だからこそ、先生がいいんじゃないの何言ってんのと怒られてしまいました😅
もちろん経過を聞いて症状見て疑わしい場所にしっかり打ってますので。。。ご指名頂ければやりますよ😫)

 

厄介なのが、この溶け切らなかった部位へ、うすーいケナコルト・脂肪溶解注射・ヒアルロニダーゼ・その他なんかを混ぜたカクテル注射されてる場合。打つ方ももはや何がどう効いてるのか良くわからないけど、何となく組織は痩せる方向に行くのでうまくハマると意外と患者さんは満足しちゃう。ほとんどの先生はリスクや効果が不明なことまでしっかり説明の上でやって下さっていますが、中にはやはり上手くいかずに逆に凹凸が浮き出てくる人も多いですよね。
とはいえ注射で治せれば患者様にとっても一番良いと思うので、どなたか確実なレシピを作成して学会や論文で共有していただけるとうれしいなあ。

 

ケナコルトなんか、ある意味FGFよりコントロールつかないから絶対打ちたくないけど。
ケロイド肥厚性瘢痕の診療で世界一の小川令教授率いる日本医大形成外科の出身ですから、ケナコルト注射の怖さは人一倍知ってます。



当院での治療方針は外科治療が中心になります。
可能な限り目立つ傷をつけず(時にはたるみ取り手術と併せて)中途半端なシコリをお掃除する方針です。
溶け切らないヒアル、脂肪注入後のシコリ、非吸収性フィラー、などなど除去手術の実績多数です。
摘出希望の方はお気軽にご相談にお越しくださいね。

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同業の先生からのご紹介もたくさん頂いております。
外科治療の適応あれば、いつでもご連絡ください。
面識無い先生でもお気軽にどうぞ😉

 

 

 

 

野本俊一(@shunichi_nomoto)

BR CLINIC GINZA(@brclinicginza)

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