加齢による手術リスク
※50代以降の方は体質、気質ともにさまざまな手術リスクがあることをご理解ください。
ダウンタイムは長めにお見積もりください。
20〜30代の若い方と違ってきずやむくみの治りが悪いです。血管は脆弱で内出血も多く、症状が落ち着くまでは大変時間がかかります。手術直後からしばらくの間は完成には程遠い状態であり、むくみと硬さを伴うふくらみが長期間続きます。完成までは最低でも半年程度はお待ちください。
当院での統計上、50歳以降では術後に様々な症状がおこります。
強い腫れ・広範囲の内出血・血腫形成・感染・結膜浮腫・外反・三白眼・内反・ドライアイ・麻痺・違和感・きずあと・やけどあと・左右差など、全て術後経過で起こりえる症状です。万が一出現した場合は、回復力も低下していますので改善するまでは時間を要します。さらにこの年代での他院修正手術は長期の外反や結膜浮腫などが高率に起こります。術前にしっかりお話しても、一部の高齢の方は他人事のようにリスクを軽く考えて聞き流し、実際に症状に直面すると「酷い目に遭った」と騒ぐ事例があります。時間はかかっても改善するのですが、要するに”待てない”のです。
若い方の症例写真のように綺麗に仕上がることはありません。
シワたるみが散々ひどくなる年齢まで待ったので、その変化分だけ、手術をすれば夢のように綺麗になると信じている方がいらっしゃいます。残念ながら高齢になるほど綺麗な結果は確約できかねます。ダウンタイムは長い上に治療効果には限界があり、基本的にしわ・たるみ・膨らみ・左右差がゼロになることは無いとお考えください。性格が細かい完璧主義の方や期待値が高すぎる方にとっては手術結果が期待通りにならない場合があります。
(一部の)気質に問題がある高齢者は最初から手術しないことをおすすめします
高齢になってから初めての美容外科手術で不安が強すぎる方(加えて理想が高すぎる方)、理解力や記憶力が低下している方、更年期などで感情が不安定な方(イライラ、キレやすい方)、VIP意識・選民意識が強く特別扱いを期待する方(時間や予約を守らない、手術当日にフルメイクで来院するなどの身勝手な行動)、このような方々は長いダウンタイムや術後症状に耐えきれず、不本意なクレーム・不要なトラブルの原因になります。
加齢リスクや長いダウンタイムは、性格や社会的地位に関係なく均等に現れます。
※おかげさまで大変予約が混み合っており、すべての患者様へのご対応が困難になって参りました。上記の事情を鑑みまして、現状では60代以上の新規受入れを制限させていただいております。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。